2月最終日曜日では、各地で大会が開催されていたようですね。
個人レッスンを受けてくれている子達からも
「ベストを更新できました!」
「目標タイムをクリアできました!」
「JO切れました!!」
というような連絡が続々届いたので、嬉しさで口角が上がっております。外で見られたら危ない人です笑
もちろん今までの泳ぎとの違いを感じて連絡をくれているのは、子供たちばかりではありません。大人の方々も
「今まであんなに辛かったのにすごく楽に泳げます!」
「手のかきを変えたら3秒もタイムが上がりました!」
という喜びの声をいただいております。
多くの方々からレッスンの成果が出たという連絡をいただいていますが、勘違いしてほしくないのは僕のレッスンを受ければすぐに効果が出るわけではないということです。
もちろん、すぐに効果が出ることもあります。でもそれは、力や能力はあるのに使い方やフォームに無駄があったため、それを矯正することで本来出せるはずだったスピードやタイムが出ただけであり、レッスンを受ける全員が都合よくそんな状態であるわけがありません。
僕ができるのはあくまで、これから速くなる為にあなたに必要な課題を教え、弱点を克服するための練習法を提供することだけです。
僕がコントローラーを握り、あなたのことをドローンのように巧みに操縦することができれば、すぐにでも課題をクリアしてひとつ上のレベルに上がれるかもしれません。
しかし、現実にそんなことは不可能です。もしできたとしても、それは僕のコントローラーさばきが凄いだけであなたの泳力があがったわけではないですしね笑
結果につなげるためには、自分に必要な練習を何度も反復練習し、それが無意識でも実践できるようになるまで一定期間継続して実施する必要があります。
たとえば・・・
【例1】
弱点:水中ドルフィンキックが苦手で浮き上がりでいつも差をつけられてしまう
原因:姿勢が悪い
対策:スタート&ターン後のストリームラインの徹底
反復:練習時は常に意識し続ける
継続:無意識でできるようになるまで
こんな感じですね。姿勢が悪い人は、最初のうちはある程度本数をこなしてくるといつの間にか頭が出ていたり、手が離れたり、肘が曲がっていたりというように元の悪い姿勢に戻ってしまいます。今の自分にとってはそれが当たり前の姿勢だからです。
ですから、何も考えていなくても自然と正しい姿勢が取れるようになるまで、何度でも反復練習をしなくてはいけません。しかも、そしてそれを一定期間継続することで自然と正しい姿勢が無意識に出来るようになります。
また、姿勢はきちんと取れているのにいつもスピードで負けている場合は筋力をつけることを考えなくてはいけませんよね。
【例2】
弱点:水中ドルフィンキックが苦手で浮き上がりでいつも差をつけられてしまう
原因:キック力が弱い
反復:姿勢意地のまま12.5mを120%の力で全力ダッシュ×4本
継続:上記のメニューを週に3回実施で3ヶ月継続
姿勢を作るだけで満足していてもライバルに勝てるだけのスピードを手に入れられるわけがありませ
ん。そこで筋力アップをするためのメニューを取り入れるというわけですね。
筋力は数日頑張った程度では大きくなってくれません。数ヶ月単位で継続してトレーニングしていかないと、筋肥大を起こしてはくれないのです。筋肉が大きくなってくれなくては今まで以上のスピードを出すこともできません。
ですから、1回の練習で反復練習をし、かつそれを一定期間継続して行うことで結果につなげるわけです。
また、重要なのは反復と継続を適度に行うことです。目的に対して反復回数が不足していると得られる効果は少なくなりますし、逆に少しでも早く上達したいからと言って反復回数を増やしすぎてしまうと、十分な効果を得る前に疲労が溜まりすぎて故障の原因になりかねません。
そして、継続については2,3日に1回のペースで数カ月間課題練習を取り入れる位がちょうどいいでしょう。毎日だと体が慣れてしまって得られる効果が少なくなりますし、1週間に1回だと間が空きすぎです。
これではせっかく練習したものが0に戻ってしまうので、いくら長期間継続して練習してもやったという実感だけでいつまで経っても結果が出ないという悲しい現実が待っている可能性が高いのです。
ただなんとなく練習をしていても速くなれるわけではありませんし、練習内容が意味のあるものでも反復回数や継続期間の設定が間違っていては十分な効果が期待できません。
喜びの報告をしてきてくれた人たちは、個人レッスンで確認した自分の課題と克服のための練習法を適度に反復・継続した結果だと言えます。
自分の課題はわかっているのに、いつまで経っても効果が出ないと嘆いているそこのあなた!適度な反復・継続はできていますか?
読んだらポチッと
クリックしてね!