水泳初心者のWさん。健康のために水泳を始めたものの、独学のためなかなかうまく泳げるようにならず、どうすればいいかと悩んでいたところで個人レッスンを受けることを決めたのだそうです。
最初に軽く水慣れをして、その後現状の泳力を見せてもらいましたが、クロールの基本的な動作はよくできていました。ただ、やはり独学ということもあり、力任せに手を回しているだけになっていたことと、呼吸がしっかりとできていないことが原因ですぐに疲れてしまっているようでした。
そこで
1.正しい呼吸法
2.呼吸時の姿勢の作り方
3.ゆったりとしたストローク
これらを順番に説明・修正していきました。
呼吸では水中でしっかりと息を吐ききれていなかったことと、ローリングを全くせずに首だけをひねるようにして呼吸をしていたのでとにかく苦しそう&呼吸後に沈む状態でした。
最初は初心者特有の水に対する恐怖心から、最初のうちはどうしても体に余計な力が入ってしまい、ローリングが上手くできなかったのですが、練習を重ねるにつれ少しずつ余計な力が抜けてきて必要最低限のローリングができるようになってきました。
また、Wさんの場合は速いテンポで毎回呼吸をしていたので、呼吸が浅くなりすぎて上手く息が吸えていなかったということもすぐ疲れてしまう原因でした。
そこで、体を少し傾けることができるようになったところで呼吸の仕方を指導し、Wさんに合った正しいタイミングでの呼吸を練習していくと、今までよりも深い呼吸ができるようになってきたようです。
そして呼吸とは別にフォームの改善も行い、ゆったりとしたストロークができるように練習をしていった結果、最初は15mほどで苦しがっていたのですが、最終的には50mくらいは続けて泳げるまでになりました。
元々それだけの体力は持っていたのに、エネルギーの無駄遣いと浅い呼吸をしてしまっていたせいですぐに息切れしてしまっていただけだったようなので、今回は短い時間でかなりのレベルアップができました。
Wさん自身も、レッスン前と比べてだいぶ呼吸が楽になり落ち着いて泳げるようになったと喜ばれていたのでよかったです。
今後は、今回ポイントとしてお伝えした手のかく位置と呼吸をしっかり練習すると意気込んでいました。
またわからないことがあればいつでも遠慮なくご連絡くださいね!