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<指導日記>「こっちの方が泳ぎやすい!」


「頭を突っ込みすぎてるのかうねってばかりで進んでる感じがしないんです(>_<)」

今回のレッスン希望者は平泳ぎがなかなか思うように泳げずに悩んでいました。どこが悪いのか見てみると、あぁ、確かに頭を突っ込みすぎてますね。しっかり体重を前に乗せてけのびの姿勢を作ろうとするあまり、あごを引きすぎてしまっていたようです。

その影響で下半身も変にうねってしまい、キックを打ち切る前に脚が上に跳ね上がるように動いていたので、うまく進まなくなっていたんですね。でも、なぜそんなに頭を突っ込無用な泳ぎになったんだろう??そう思った僕は、他に気になる動きをしている部分はないかよく見てみました。

すると、ありました!原因はどうやら手のかきいあったようです。しっかり水をかこうと頑張っているのですが、水を下に向かって押してしまっているため、身体が上に向かって上がってしまっていました。

その結果、後ろに体重が乗ってしまい、頭を突っ込まないと後ろに傾いた重心を前に戻すことができなくなっていたのです。さて、どうしよう・・・色々考えた結果、僕はひとつの提案をしました。

「手のかきを頑張ることを一回やめてみましょう!」

手のかきは武器にできれば大きな推進力を生みますが、平泳ぎの手のかきはハイエルボーができてキャッチがしっかりとできないと、うまく機能しないどころか足を引っ張ってしまうということも少なくありません。

そこで、無理に手のかきを頑張ることをやめさせて、呼吸がしやすく現状の姿勢で進行の邪魔にならないかき方に変更してもらいました。もちろんそれに合わせて頭のしまい方やけのびの姿勢も微調整をしたところ、

「こっちの方が泳ぎやすい!さっきより楽に進んでる感じがする!」

手ごたえがあったようで何よりです^^

その後、うまくかからないというキックの修正も行い、レッスン前よりもスムーズにフラットな姿勢で平泳ぎが泳げるようになり、大満足されたようです!

同じ平泳ぎでも、うねりを利用して泳ぐ人もいればフラットに泳ぐ人もいるし、キックが得意な人がいればプルが得意な人もいます。大事なのは自分の特性や個性をきちんと理解し、それを生かすことができるかどうかです。

今より速くなる方法は1つだけじゃないんです。無理して泳ぎの矯正をするばかりが速くなる方法ではないですよ☆

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