「次の大会で1月の大会の制限タイムを切りたいんです!」
そう話すのは中学生の男の子。中学で部活に所属しているわけではなく、スイミング練習のみなのだが、そのスイミング自体も選手育成に力を入れているわけではないため、練習時間的にも練習量的にも、本人が納得できるほどのものを確保できていないのだそうです。
そこで、定期的に90分の個人レッスンをするようになり、普段の練習では足りていない部分の補強や今後の課題を確認しながら頑張っています。
目標とする大会まではもうあまり時間がないので、今回は制限タイムまで一番近いバタフライに絞って練習開始。残りの時間でできることを伝え、水中キックの姿勢や打ち方を確認した後はドリル練習でタイムロスになっている部分の修正をしていきました。
以前に比べるとかなり姿勢も良くなってきて水もしっかりかけるようになってきてはいるものの、まだ油断をすると泳ぎが崩れたりうねりが大きくなりすぎたりするので、まだ気を抜くことはできません。
そして練習のラストはスピードトレーニング。DIVEで25×4をALL OUT!!目標タイムまではあと1秒弱。今のベストタイムから考えれば余裕を持って目標タイムを切るためには前半のタイムをあと0.8は上げたいところ。最低でも0.4は縮めたい!ところが、1本目のDIVEではベスト+0.6・・・
飛び込みとフォームはよかったものの、水中でのドルフィンキックと浮き上がりにかけてが完全に失速していました。タイムを出したいという気持ちが先行するあまり、失速しているのに長く潜りすぎてしまっていたんですね。
ここでいったん作戦タイム!今の彼にベストなタイミングで浮き上がるために必要なキックの回数とキックの打ち方を再確認。そして集中して再挑戦!その結果・・・
1本目より0.8タイムが縮まり、見事ベストを0.2秒更新!
その後、3本目はクロールをフットタッチで行ったが、こちらも上々の結果。そしてラストにもう一度バタフライで挑戦したところ、2本目からさらに0.1秒タイムを縮めることに成功!もうひと伸びあるかなと思ったんですが、ラストのタッチで流れてしまったのが悔やまれる!
それでも練習でやってきたことがしっかりと結果につながってきたことを実感し、嬉しそうにしていた彼にこちらも満足です☆
本番までに残された時間はあとわずか!でもこの調子なら絶対目標達成できる!頑張れ!!!
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